ITの仕組みを学びながらIT資格を目指しましょう。
本ブログで目指す資格は、「基本情報技術者試験」です。
まずは、「科目A」について、学んでいきましょう。
今回のテーマは、「オブジェクト指向プログラム」です。
科目A試験サンプル問題 「オブジェクト指向プログラム」
問38 オブジェクト指向プログラムにおいて,データとメソッドを一つにまとめ,オブジェクトの実装の詳細をユーザから見えなくすることを何と呼ぶか。
ア インスタンス | イ カプセル化 | ウ クラスタ化 | エ 抽象化 |
正解:イ
オブジェクト指向とは
オブジェクトと呼ばれる単位で設計し、様々なオブジェクトを組み合わせてシステムを構築していく考え方です。
JavaやC++、Pythonなどはオブジェクト指向のプログラミング言語です。
オブジェクト
オブジェクト指向では、密接に関係するデータ(属性)とメソッド(処理)を一体化した「オブジェクト」として定義します。
オブジェクト内のデータやメソッドを他のオブジェクトから直接アクセスされないように、外部から隠ぺいすることを「カプセル化」といいます。
カプセル化することで、オブジェクトの独立性が高まり、他のオブジェクトからの影響を受けにくくなります。
クラス
データとメソッドをもったオブジェクトのひな型を定義したものです。
インスタンス
クラスを基にして生成されるオブジェクトをインスタンスといいます。
オブジェクト指向では、既存のクラスを基にして、新しいクラスを生成できます。
基になるクラスをスーパークラス(基底クラス)、新しく生成されたクラスをサブクラス(派生クラス)といいます。
汎化(抽象化)は、下位クラスの共通部分を抽出して上位クラスを定義することです。
その逆を特化といいます。
(参考)令和06年 かやのき先生の基本情報技術者教室 (技術評論社)
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