基本情報技術者試験に挑戦しよう!「バッファサイズ」

コンピューターシステム ITの基礎

ITの仕組みを学びながらIT資格を目指しましょう。

本ブログで目指す資格は、「基本情報技術者試験」です。

基本情報技術者試験については、こちらもご参照ください。

問題については、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開している「サンプル問題」を利用します。
この問題の取り扱いは、IPAが定める指針に基づきます。

まずは、「科目A」について、学んでいきましょう。

今回のテーマは、「バッファサイズを表す式」です。

科目A試験サンプル問題「バッファサイズを表す式」

問15 図の送信タスクから受信タスクにT 秒間連続してデータを送信する。1 秒当たりの送信量をS,1 秒当たりの受信量をR としたとき,バッファがオーバフローしないバッファサイズL を表す関係式として適切なものはどれか。ここで,受信タスクよりも送信タスクの方が転送速度は速く,次の転送開始までの時間間隔は十分にあるものとする。

正解:エ

設問によれば、「受信タスクよりも送信タスクの方が転送速度は速い」ので、バッファには少しずつデータが溜まっていきます。やがて、バッファの容量から溢れることになります。(バッファオーバーフロー)

バッファとは
英語のbufferのことであり、緩衝器や緩和物といった意味を持ちます。ビジネス用語としては「時間・資源的なゆとり、余裕」として用いられ、IT用語しては「データを一時的に保持しておくための記憶領域」として用いられます。ITの世界では、主にデータの入出力におけるタイミングのズレを補うために用いられる記憶領域です。
例えば、入力されたデータを随時処理する機構では、処理機能が限界以上にデータが送られてしまうと順序どおりに処理できない可能性があります。バッファに一時的にデータを記憶しておくことで、処理が可能な範囲でデータを取り出して処理できるようになるため、このような問題は発生しません。
NTT西日本のWebサイトより

1 秒当たりの送信量をS,1 秒当たりの受信量をR としたとき、バッファに溜まる量は、「S-R」の式で表すことができます。これは、1 秒当たりの量なので、T 秒間なら、「(S-R)× T 」となります。

オーバーフローを防ぐためには、バッファサイズ(L)には、「(S-R)× T 」以上を設定する必要があります。
したがって、Lが最大滞留量「(S-R)×T」以上であることを表す「L≧(S-R)×T」となります。

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