祝!アカデミー賞!「君たちはどう生きるか」・「ゴジラ-1.0」

映画

本日(2024年3月11日)、第96回米アカデミー賞が発表されました。

宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞に選ばれました。日本映画としては2003年の「千と千尋の神隠し」以来、21年ぶり2度目の長編アニメーション賞受賞となります。

そして、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0(マイナスワン)」が視覚効果賞を受賞しました。同賞の受賞は日本映画として初めてとなります。

実は、筆者は、この2作品を劇場で鑑賞しております。
しかも「「君たちはどう生きるか」は2回、「ゴジラ-1.0」はモノクロ版も含めて3回となりました。

この2作品から多くの感動を与えてもらいました。

ここで、受賞をお祝いするとともに、2作品を振り返ります。

「君たちはどう生きるか」

本作品は前宣伝は、ポスターのみで、内容は一切不明ということで、話題になりました。
上映のエンドロールで声優さんたちや主題歌アーティストの名が判明したという驚きの演出(?)でした。
そして、なんと、公開当初は、パンフレットも発売されていませんでした。

その分、純粋に映画が楽しめました。引退を撤回してまでも宮崎駿監督の作りたかった映画はこれなんだって。すごく共感できる部分も多かったです。主人公眞人の迷わず常に前を向いて進んでいく姿には勇気をもらいました。あの目の輝きこそが宮崎駿監督の作品の特徴です。
「アオサギ」も物語のキーになっていました。

先日、NHK総合で、「ジブリと宮﨑駿の2399日」(初回放送日: 2023年12月16日)をみて、宮﨑監督がいかにして「君たちはどう生きるか」を作り上げたのか。生々しい創作の舞台裏をみているので、いっそう感慨深いですね。
理解ができるとかできないというつもりではなく、もう一度ゆっくりと鑑賞したい作品です。

ゴジラ-1.0

ゴジラ-1.0」は、確かに「ゴジラ映画」ですが、人間ドラマとして非常に見応えがありました。
本作品の主演の神木隆之介さんと浜辺美波さんといえば、2023年NHK前期連続テレビ小説「らんまん」で、それぞれ、植物学者牧野富太郎をモデルにした主人公の「槙野万太郎」、その妻「寿恵子」を演じられて話題となりました。

そのお二人が「ゴジラ-1.0」で再び共演ということで、本来とはまた違った意味でも楽しみにしておりました。お二人ともそんな筆者の期待をはるかに上回る素晴らしい演技でした。

第二次世界大戦(太平洋戦争)で、運命を大きく変えられてしまった、元特攻隊の敷島浩一(神木隆之介)と大石典子(浜辺美波)は、焼け野原の東京で運命的な出会いをします。

そんな二人のひととき安らぎも「ゴジラ」の出現によって、再び大きく変わってしまいます。
実は、浩一は、以前にゴジラに遭遇していて、その恐怖を実感していたのでした。

くじけかける浩一ですが、過去の自分にもゴジラにも立ち向かう決心をします。
圧倒的な破壊王「ゴジラ」とそれに抗っていく人間たちのドラマ。
最初から最後まで飽きさせない展開は、さすが山崎貴監督だと思いました。

これまで「ゴジラ映画」をご覧になっていない方にもオススメです。

2作品の受賞は快挙です!本当におめでとうございます!そして、感動をありがとうございました。

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