基本情報技術者試験の公開問題を解こう!(令和7年度・科目A)(3)「2分探索木」

ITの基礎

基本情報技術者試験の令和7年度の公開問題を解こう。

今回のテーマは、「2分探索木」である。

正解:イ

2分探索木(Binary Search Tree:BST)とは?

データを効率よく探したり、追加したり、削除したりできるように配置した木構造である。

 2分探索木の基本ルール

① 左の子は親より小さい

  • 親ノードの左側には、親の値より小さいデータが入る。

親が 10 の場合

→ 左の子には 1・5・8 など、10 より小さい数字

② 右の子は親より大きい

  • 親ノードの右側には、親の値より大きいデータが入る。

親が 10 の場合

→ 右の子には 12・20・35 など、10 より大きい数字

例でイメージしよう。

例えば、以下の順番で数字を挿入する。
10, 5, 15, 3, 8, 12, 18

        

このように、2分探索木では、すべてのノードで

左 < 親 < 右

が守られている。

この基本ルールを問題に適用すると、一番小さい値は、dで、一番大きな値は、gである。

選択肢をみると、この条件を満たしているのは「イ」とわかる。

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